分かれば怖くない。自分を見失う自分探しの解決法
自分探しの旅で得られるものはいったいなんでしょう。
将来に漠然とした不安を抱いている
今やっていることが正しいのかわからない
もっといい自分になりたい
なにをしたいかわからなくなった
「自分探し」の目的は様々です。悩んでいるから打開しようと動き出そうとしています。
動き出すことで現状は変わっていきます。もちろん動き出さなければ何も変わりません。
この記事が参考になる人はこんなひと
- 自分探しをしようと思っている人
- 自分探し中の人
- 自分探しに意味がないと思う人
自分探しをする目的
冒頭でも挙げた通り、自分探しをする目的は様々です。きっかけも方法もまた、様々です。
彼氏に振られたから
就職活動にうまくいかなかった
今までうまくいっていたけど挫折した
見てわかるとおりにほとんどのきっかけは人生において大きな変化が訪れたとき。
つまり自分探しの旅は、本当の自分が見えなくなったように感じることではじめるものだということです。
見つかるもの
自分探しの旅の果てにあるものは
結論からいいます。
旅で見つけることができるのは自分探しの旅を終えた自分です。
結局あなたの探したいものは見つかることはありません。
なぜ見つからないか
自分探しをするのは、自分を見失っているからです。実際には探したところで見つかるのは自分です。
目を背けたものを探しているのです。
もっと詳しく言うと、自分探しで探しているものは存在しない、理想の自分であるために見つけられないということ。
存在しないものをいくら探しても見つかりません。
見失ってしまったものとは
この原因がわかっていれば自分探しをすることもありません。
本当は見失ってなどいないけど、見失ったと自分に嘘をついてしまうのです。
何か大きなショックを受けたとき、事実を受け入れたくないから自分にウソをつきます。その時に自分が見えなくなったように錯覚するのです。
現状を変えるために動き出したはいいのですが、探していると錯覚しているものと、本当に求めているものが違うために泥沼のようにはまっていきます。
見つかるものは旅を終えた自分ですが、探し求めていたものは理想の自分です。これに気づかないと自分探しはおわらないです。
自分探しは悪いことではない
あたかも自分探しの旅が悪いように書いてきましたが、そうではありません。
時間を作るために
大きな変化に対応しきれなく、目を背けてしまった事実と向き合うには時間が必要です。
行動して現状をかえることができなくなった、本当のあなたからの救難信号を無視するわけにはいかないのです。
どんなに強い人でも傷つくことはあります。傷ついてしまったら癒えるまでの時間は必要です。一旦立ち止まり、リフレッシュする目的であれば問題はありません。
休養を取るという意味での旅は実に有意義なものになるでしょう。
経験ができる
純粋に旅をする経験を得られます。
普段の生活圏外に飛び出すことで新しい発見が必ずあります。
目的が自分探しであれば、自分の内側に視点が向いてしまうためにその貴重な発見にも気づかないままにしてしまいます。
まとめ
これから自分探しをする人は
- 現状を認めたくない自分がいる
- 自分を認めたうえで視野を広げるつもりで
このことを意識すれば有意義な時間になるでしょう。
自分探し途中の人は
- 探しているものは理想であるということ
- 旅で得られることに目を向ける
という点を見失わないことが大事です。
最後に
自分に素直になることは難しいです。受け入れるために時間がかかるものです。
今回は素直になれる自分を手に入れるための気づき、についてお伝えしました。人生のちょっとしたスパイスだと受け止めていただけたなら幸いです。
自分探しの旅を止めたい人へ
もしも周りに「自分探しの旅をしたい」という人がいたとしても、端から否定するのではなく、どういった理由があってそう言っているのか、どんなことがあったのか聞いてあげることが必要です。
たとえその理由があなたにとって些細なことに感じても、当人にとっては人生に大きな転機であるととらえましょう。あなたの経験からのアドバイスは当人の参考にはならないかもしれません。
アドバイスをしたのに全く聞き入れられないと腹を立てるのではなく、見守って、当人の帰ってくる場所になることがあなたにできることではないでしょうか。